株式投資

なぜ株主優待投資は暴落に強いのか

株主優待投資は暴落局面で強いと言われています!

最近はロシア・ウクライナ情勢が緊張しており、株式相場も乱高下している状態の為、投資はやはり難しいと感じますが、株主優待投資の特徴を理解しつつ、下落相場でしっかりと保有株数を増やしていきたいと思っております。

株主優待投資が暴落に強い理由

  • 株主優待投資は値上がりしなくても困らないから
  • 株主優待投資は自然と資産が分散されているから
  • 株主優待投資は分散されることで投資タイミングが分散されるから
  • 暴落時には利回りが高くなり嬉しいから
  • 長期保有で優待内容がグレードアップすることもあり、長期保有するから

それでは一つずつ考えていきましょう。

株主優待投資は値上がりしなくても困らないから

株主優待投資をするときに、まず考えることって株主優待の内容とか利回りとかだと思うんですよね。株価が上がればいいな~って思うことは当然あると思いますけど、含み損にならなければ良いって思う人が多いのではないかと。

なので、別に株価が上がらなくても困らないんです。(上がるに越したことはないですが)

優待の改悪がされずに、毎年きちんと優待品を届けてくれればそれで良いんです。

最初は少しずつでも生活の一部が優待品でまかなえたら嬉しいですし、毎年少しずつ銘柄を増やして優待品が増えていって、だんだんお金をあまり使わなくても生きていけるような状態になっていけば生活がどんどん楽になっていきます。

優待投資家の有名な人だと、人にあげてしまうくらい優待もらっていますし、ほとんどお金って必要ないような暮らしをされているみたいです。

優待品が増えていけば、その分お金を使わないで生きていけるので家計の守備力が上がります。優待でまかなえない品物や電気やガスなどは配当金で支払う。その他は優待でまかなう。これができれば極論これ以上の+αのお金は必要なく、株価も上がらなくても、ずっと優待を届けてくれればそれで困ることはないです。

また、暴落相場でも変わりなく優待品が届くことは嬉しさや楽しみがあります。

カタログギフトなんかは選ぶ楽しさがありますね。こういった楽しさもあるため、暴落相場でも精神的に落ち込みすぎることなく前向きな気持ちで投資を継続できるメリットがあります。

株主優待投資は自然と資産が分散されているから

株主優待投資は資産が分散されやすいです。

それは何故かというと、多くの株主優待銘柄が100株から優待の権利を得ることができ、100株の最低単元で保有することが最も総合利回りに優れることが多いからです。

株主優待銘柄は例えば100株の次は500株保有でもらえる優待の内容がグレードアップしたりしますが、この時に400株持っていても優待内容は100株の時と変わりません。

また、500株保有の時に100株保有の時の5倍の優待内容になることもほとんどないです。

それであれば、100株だけ持っておく状態が最も利回りが良いため、優待目的のみであれば100株保有していれば良いことになります。また500株購入することを諦めることにより、余った投資資金を別の銘柄に投資をすることもできるので、投資先の分散がされます。

同じような優待が届くよりも種類豊富な優待が届くほうが楽しみもあると思うので、投資効率的にも、楽しみ的にも分散されるのが優待投資であると私は思います。

株主優待投資は投資タイミングが分散されるから

優待投資は100株保有が効率が良いため、銘柄の分散がされると述べました。

それぞれの株式銘柄はそれぞれ違う値動きをするため、割安になるタイミングも違います。

ある業種の調子が良いときに、ある業種は調子が良くないことは多々あります。

そのため、その時々に割安な優待銘柄を100株単位で購入することが多くなります。

そうすると、ちょこちょこと購入するようになるので投資タイミングが分散されます。

投資において分散はリスク軽減の重要要素です。高値掴みを避けるために時間的な分散も必要です。

暴落時には利回りが高くなり嬉しいから

暴落相場では全面株安となり通常は恐怖心を感じる局面になりますが、優待投資では優待銘柄を安く購入できるチャンスとなります。

優待銘柄は割安な価格で購入し、ずっとガチホし一生優待をもらい続けることが望ましいと思います。しかし、割高な時に購入してしまい、とんでもない含み損になると、冒頭で優待が届けばそれで良いと言ったものの、精神的な負担は少なからずあると思います。

できるだけ割安で購入できることが一番望ましいのは当然です。そのチャンスが暴落相場です。

暴落相場では、全面安となることで実際はそこまで影響がないような企業の株価も連れ安となることがありますし、影響があっても数年後には元に戻るようなケースも多いと思われます。

不当に安くなっている銘柄はいずれ株価を回復させますし、安く買うことができればその分利回りも高まります。

暴落相場の危険度や期間の見極めは必要ですが、資産形成期において株安時に株数を増やすことは有効であると思いますので、逆に安く購入することができるチャンスと捉えて、銘柄選定を行いましょう。

実際に私がコロナショック時に勇気を出して購入した銘柄もなかなかの含み益になっており、最近の軟調な相場でも含み益のままなので、安心してずっと持っていられます。一生優待と配当金をもらい続けるつもりです。但し、暴落相場でチャンスといえど焦って全財産をつぎ込むことは危険なので、自分の精神状態、リスク許容度を考えて投資資金管理を行いましょう。

長期保有で優待内容がグレードアップすることもあり、長期保有するから

下手に株価を売買するくらいならずっと持っていたほうが良い場合もあります。短期的な株価の値動きに惑わされず、長期で保有することも大切です。

株主優待は長期で保有することで優待内容がグレードアップする銘柄もあるので、その長期保有特典を受けたいがために多少の値動きでは動じずにどっしりと投資することができます。

長く持っているとお得になると思えば、多少含み損になってしまっても優待内容のグレードアップを楽しみにすることで耐えられます。

それに、よっぽど先々の見通しが悪ければ別ですが、長期で保有することでいずれ業績が良くなることや、株式相場が上向くことで株価が上がることも考えられます。

また、長期で保有し毎年優待品をもらっていれば、多少含み損になっていても受け取った優待品を考えればトータルでプラスになっていきます。

まとめ

株主優待銘柄を割安に分散して購入し、長期で持つことによってリスクを低減することができます。そうすると、ずっと優待の恩恵を受けることができます。

少しづつ優待銘柄を増やすことは、土地を耕し種を蒔くようなものです。

自分の田畑を広げることで、作物の収穫量が増えるように、良い優待銘柄を増やしていけば届く品物も増えていきます。農業が天災に合い、一時的に作物が得られない時があるように、株式投資も暴落であったり優待改悪が起きますが、株式銘柄の選定をしっかり行い、定期的に見直しながら運用することで対策ができるはずです。株式相場の暴落も永久に続くわけではなく、どこかで反転します。

優待株が増えていけばいくほど生活コストが下がり、生活に必要なお金が減り、結果として余ったお金をさらに投資に回すことができるようになる好循環が生まれます。

下落相場では株主優待をもらいながらやり過ごし、時には買い増し、上昇相場では値上がり益を享受しましょう。若い時から継続していれば、老後にはほとんどお金が必要ない状態になっているかもしれませんね!